つわり時の心構え、夫にできること

産前準備

妊娠していたことが分かって一月もしない間にいわゆるつわりが来たと思います。
執筆時点はもうすぐ予定日という状況ですが、このつわり時期が夫婦ともに一番辛かった時期なんじゃないかなと思います。

人によっては全くつわりが来ないという人もいるようですし、第一子と第二子で違ったりすることもあるようなので一概には言えない話なんだと思いますが、一番辛かった頃の記録としても書き起こしておこうと思います。

食欲減退

人によってつわりの影響の出方は色々あるようですが、我が家の場合は食欲が減退するパターンでした。
だいたい2ヶ月くらいの間、食欲が大幅に減退していて、体重も4、5キロ落ちていました。

絶対的に食べる量が減っているだけではなく、食べる気になるものもかなり限られていました。

  • 焼きそば
  • 梅おにぎり
  • 棒棒鶏
  • 冷やし中華
  • そぼろ丼

この辺りの食べ物が「これなら食べる気になる」と言っていた食べ物でした。
ただ前日食べる気になっていた(現に食べられていた)ものが翌日は食べられるリストから外れていたり、下手すると買い出しに行って作っている間にリストから外れてしまうというパターンもあったのが苦しいところでした。

この辺り、「仕方のないことだ」と頭で分かっていても、なかなかメンタルをすり減らしました。
勿論一番辛いのは妻本人であることは疑いようがないのですが、支える立場も無傷ではいられません。
とりあえず何とか日々リクエストに応えられるように買い出しして作って、余って翌日は食べる気がなくなってしまったものを自分用に回す…の繰り返しでした。


匂い

これも結構多くの人の体験談としてあるようですが、特定の匂いに対して非常に敏感になって、その匂いで気持ち悪くなってしまうというパターン。

我が家の場合は米の匂いと冷蔵庫の匂いが特にダメでした。

そのため、米を炊くときは窓際のコンセントから電源を取って、炊飯器本体はベランダに置いて炊飯していました。
また、何か飲み物を出す時とかも極力本人は冷蔵庫を開けないように…といった形で対処していました。

コロナの関係で家に大量のマスクが備蓄されていたというのは不幸中の幸いだったのかも知れません。
どうしても私が仕事で外に出ている間などは、マスクをして冷蔵庫を開けていたようです。

他にも炒め物をした際の油の匂いなんかもダメだったようなので、調理をするときは妻が寝ている寝室からキッチンに至るまでの扉の類を全て完全に閉め切って、換気扇もできるだけフル稼働させていていました。
夏の暑い時期だったというのもあって、日と時間帯によっては窓を開け放つのが辛かったというのはタイミングが悪かったのかなとも思います。
一方で、寒い時期の場合匂いを感じやすい温かい食べ物・飲み物を口にする機会が多いということで、夏がつわり期になったのは良かったと妻は申しておりました。


倦怠感

とりあえずひたすら気持ち悪い・だるいといった状況でした。

仕事も何日かは休みをとって、その日は食事の時以外は殆ど布団の中で過ごしているような形で、風邪をひいた時のような生活を強いられていました。

具体的にどう気持ち悪かった、どうだるかったというのは本人でない以上どうしても分かりかねますが、本当に1日に口から出ている言葉の8割くらいが「気持ち悪い」「だるい」「しんどい」といった類の言葉だったので、想像を絶する大変さなんだったと思います。

妻は普段あまり病気に罹っている方ではないと思いますが、それにしてもここまで辛そうなのは初めて見ましたし、本人の感想としてもそんじょそこらの病気より遥かに辛そうな感じでした。

幸いにも妻の職場は周りの理解も得られていたようでしたし、コロナの影響もありリモートワークだった為勤務している日も家で過ごすことができていましたが、これが毎日満員電車に乗って出社しなければならず、更に職場の理解も得られず休むことも許されないような職場だったらと思うと背筋が凍ります。
恐らくそのような方も多く世の中にはいらっしゃると思うと、その中で出産まで頑張っていかれた(勿論その後の育児も)世のお母様は尊敬しかしません。


夫にできること

このつわり期が一番大変だったという一方で、その分一番夫にも協力できることが多かったのかなという気がします。

まずは食事関係で、日々変化するリクエストに応えて食事を用意すること。

今まで作ったこともないようなメニューをリクエストされることもありましたが、まあやってみればなんとかなるという精神でそれに応えていました。
作るだけでなく、単純に買ってくれば良いものも多かったので(これは妻の気遣いだったのかも知れません)買い出しも含めて毎日求められた食事を用意するということが一番できた貢献だったのかなと思います。

偏食とはいえ、何も食べられずに体力をすり減らしてしまうというのが母子の体に一番悪いであろうことは明らかなので、ここは妥協せずにいくべきところなのかなと思いました。

あとは精神的な面で「だるい」「気持ち悪い」という言葉を聞き続け、励ますというのが自分としては一つの大きなポイントだったのではないかなと振り返ります。

正直、どれだけ妻が悪いわけじゃないと分かっていても、毎日ネガティブな言葉を聞き続けるとこちらもネガティブな気持ちになってしまうのが実情でした。
「そんなの女性の方がもっときついんだから当たり前に耐えろ」という批判があるのは覚悟の上ですが、妻の方が大変であると分かっていても、それでもこちらの精神ダメージが0になるわけではないと思っています。

その中でも、しっかりと精神を強く持って妻を励まし背中を押すというのは、きっと夫として未来の父としてやるべきことだったんだろうなと信じています。
もしかしたら物理的な面よりもこちらの方が重要かつ大変な行為だったかも知れません。


まとめ

こんな形でつわり期を振り返ってみました。

本当に大変だったつわり期で、妻も「このつわりを経てもなお二人目を産もうとできる人はすごい」と振り返っていました。

二人目をもうけるかどうかもまだ全く決まっていませんが、もし次があった場合にはもう少し軽めの症状で済んでもらえることを願いたいです。
また、もしこれを読んでいる方でこれからつわりを迎えようという方がいらっしゃったら、少しでも軽い症状であることを願います。

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